防猪の夏 電柵ピリリ

防猪の夏 電柵ピリリ

8/16 防猪第2弾。 棚田周囲を一周する電柵の電源を新調。ようやく微電ながら電柵が機能し始めました。
かなりの距離になるため、電圧が上がらないのだそうです。チェッカーで見ると2000vにも達しておらず。。

棚田4枚をぐるりとかこうように電線を張るためには、まず周囲部の草刈り作業から。
棚田、ということは平坦なところはほぼ無く。。。周りは土手や70度くらいはあるのでは、という急斜面、田圃の水路などなど。。
張り終えた電線をつないでスイッチをonにしたところ、どうも機能していない様子。

電池を求めて翌日、JAの農機具販売所へ。
たまたまメーカーの方がいらっしゃり、詳しく伺ったので備忘録です。

  • マンガン電池(定価¥4320)は2ヶ月で交換必要 (昼夜連続使用では1か月)
  • このアニマルキラー一体(本体標準価格¥45,780)で送電できる電線距離は3.5キロメートル
  • 外部端子で接続すれば、12vの蓄電池(車用)を電源として使用可!

そして、製品の取扱説明書もいただいたので読んでみると、斜面からは少し場所を空けることを推奨している記述が。
斜面の上の方から猪突猛進してきた勢いで柵がなぎ倒されてしまうのを防ぐため、だそう。

やはり、トリセツは大切です。

新調した電池で無事に電流が流れ始めました。あっさり。

電柵の装置を増設するには4万円以上かかります。竹や木材を使った柵の設置など、電柵以外の方法も模索してみたいと思います。

お百姓先輩からの耳より情報で、猪は竹が置いてある地面を好まないとのこと。
早速電線の真下あたりに筏のように並べてみました。


侵入しようとした時に竹がコロコロ回転して、スッテンコロリしてくれることを期待しています。

(定点カメラを設置してその瞬間を見てみたい!!)

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acupuncture practitioner

鍼灸師。百姓修行中。 鍼灸の臨床を通じ、暮らし方を含めた身体づくりの必要性を痛感。 自然栽培農法、発酵食、永続可能な里山のある暮らしにその可能性を見る。 パーマカルチャーデザイン・実践コース修了。 2016年夏より宗像に移住。100年先につながる循環型里山保全を目指している。