8/4(金)田んぼに侵入した猪の痕跡発見!
5月に田植えした一番上のコシヒカリの棚田にイノシシが侵入してしまいました。。。
かなりの踏み荒されよう&順調に出穂して生育していた籾が食べられてしまっています。。。。。
電柵張りも大量の下草で思うように捗らないでいた8/8に、素晴らしい救世主が!!
宗像の光岡地区で無農薬のお米づくりをされている「農業福島園」の福島さんに箱罠を設置していただきました!!!
箱罠猟の免許もお持ちの福島さん、以前に仕掛けていたお山からの罠移設を考えておられたタイミングと大穂のお山の防猪ニーズがぴったり合いました!!
まずは、今までの仕掛け先からの箱罠運び出し。
底に敷き詰められた土を取り除くと100kgほどになる箱罠を軽トラに載せるために、ささっと設えられた竹の滑り台。切り出した竹をガードレールに固定して作られています。ある物で道具を作り出す現場力そしてチェーンソーを小刀のように自在に扱うそのお姿に農家さんの百姓力を魅させていただきました!!


Forest Garden Projectの行われている里山は、棚田を囲う谷間地にあります。樹木が生い茂る山稜部は隣の集落の山林と繋がっています。猪や鹿、穴熊などの野生動物は山林部を伝って、縦横無尽にこの辺りを移動して暮らしています。山林部は野生動物の居住区。圃場や棚田のあるエリアは人の暮らしの場。人の暮らしの場と動物の場との間に人の営みの場を置き、一線を画しつつ共存する、それが里山。
人の暮らしの場である田圃に野生動物が自由に出入りしなくなる仕掛けの一部として、電柵や箱罠があります。
棚田の土手の上の段のエリア、先代の山主さんの時分には里芋畑であった泥濘みやすい圃場。今は間伐杉の丸太が置かれた広場になっています。
その広場に5〜6つの新鮮な「ぬた場」を発見しました。
(ぬた場:「沼田場」猪や鹿など野生動物がぬかるみに体を擦り付け体についた虫や汚れを泥に落とす場所)
そしてこの広場の直下にあるのが、今回猪の被害にあっている最上段の棚田。防護対策は急務。
山林部から棚田方面へとつけられていた猪の通り道やぬた場との位置、そして軽トラから上げ下ろしし易い場所を選んで箱罠を設置しました。
まずは草刈り。福島さんの刈り払い機の扱いがとても無駄がない動きで参考になりました!
設置した箱罠の底部の金属の部分が全て覆われる位まで土で覆います。
福島さんから、設置の方法と罠の仕組みのガイダンスを受け、何度か自力で仕掛ける練習をしました。
設置してから1〜2ヶ月はその場に馴染ませるために放置。(すぐには掛からないそう。。。)
あとは罠の周りと罠の中に餌となるトウモロコシや米糠を撒いて、ひたすら待つ。
猪さん方いらっしゃ〜い!